たこ社長にビビった長野の夜
2008年 03月 03日
長野につくと、雪がちらついていた。
当たり前のことだけど、やはり東京よりも寒い。
記念すべき再出発一日目の長野の夜を、どの店で味わうか、私たちは街を歩きに歩いた。
でもなんか、ピンとこない。
東京だと「今日は何が食べたいか」というテーマで店を決めるけど、旅では、できれば「おいしい地物」が食べたいもんね。
基本的に私たちの場合、masaが板前ということもあり、いい店(私たち好みという意味)の勘が働くので、masaが決めることが多い。
私はというと、だらだら歩きながら、あそこはどーだ、ここはどうなんだ、と難癖をつけたり、食べたいものの希望を言ったり、適当気まま。
たまにここにしよう! と鼻息を荒くしてずんずん店に入っていくと、びっくりするような(悪い意味で)状況に陥ることが多々あり・・・・・・。
ま、人には得意不得意分野があるもんね。
長野の夜も、どうかなーと思う店は完全に閑古鳥が鳴いていたり、休みだったり。
こんなときはあまりいい思いをしないことが多いのだが・・・・・・。
その中で、じゃあここにしてみっか! と意を決して入った一軒の店。
入ってびっくり、とにかく高い。銀座もこんなに高くないぞ(よく知らないけど)、というほど強気の商売。
でも奥では団体さんが宴会をやってるみたいで、店はそこそこ流行っている。
その店はカウンターみたいになっていて、常連と思しき2組の客が(おっさんたち)いたのだが、カウンターの中、つまり厨房を取り仕切っているのが「たこ社長」そっくりのヘアスタイルの大柄な板長。
この方、すっごく怖い。
もちろん私たち客になにか言っているわけではないのだけど、板前たちやお運びのお姉さんたちに絶えず怒鳴っている。
「そんなんじゃ、だめじゃねーか!」
「遅いってんだよ」
「何やってんだ、ばかやろう」
「だからネギじゃねえんだよ~」
たこ社長の立ち位置に最も近いところにいた客がたまたま私だったため、何か口に運ぼうと思っても、たこ社長が目の前でどなったりするので、落ち着いて食べていられない。
まあ値段的にも全く落ち着かない店だったので、早々に立ち去ったのだけど、あんなに怒っている人がカウンターの中にいる店は初めてだったから、ちょっと驚いた。
でも、私たちへのオーダーが入っていないことや、料理が出ていないこともたこ社長が目ざとく見つけてくれていたし、常連のおやじどもも、「ああ、おやっさんまた怒っちゃってるよ」みたいな雰囲気だので、本当はきっといい人なんだろう・・・・・・ちょっと口は悪いけど、的な。
たこ社長のパフォーマンス(ある意味)に慣れればいい店なのかも。
しかし一見には厳しいよ! 食った気しないから。
結局、金銭的な問題で、つまみみたいなものしか口に入れられなかった私たちは、駅近くの懐にやさしい居酒屋で飲みなおしたのだった。
当たり前のことだけど、やはり東京よりも寒い。
記念すべき再出発一日目の長野の夜を、どの店で味わうか、私たちは街を歩きに歩いた。
でもなんか、ピンとこない。
東京だと「今日は何が食べたいか」というテーマで店を決めるけど、旅では、できれば「おいしい地物」が食べたいもんね。
基本的に私たちの場合、masaが板前ということもあり、いい店(私たち好みという意味)の勘が働くので、masaが決めることが多い。
私はというと、だらだら歩きながら、あそこはどーだ、ここはどうなんだ、と難癖をつけたり、食べたいものの希望を言ったり、適当気まま。
たまにここにしよう! と鼻息を荒くしてずんずん店に入っていくと、びっくりするような(悪い意味で)状況に陥ることが多々あり・・・・・・。
ま、人には得意不得意分野があるもんね。
長野の夜も、どうかなーと思う店は完全に閑古鳥が鳴いていたり、休みだったり。
こんなときはあまりいい思いをしないことが多いのだが・・・・・・。
その中で、じゃあここにしてみっか! と意を決して入った一軒の店。
入ってびっくり、とにかく高い。銀座もこんなに高くないぞ(よく知らないけど)、というほど強気の商売。
でも奥では団体さんが宴会をやってるみたいで、店はそこそこ流行っている。
その店はカウンターみたいになっていて、常連と思しき2組の客が(おっさんたち)いたのだが、カウンターの中、つまり厨房を取り仕切っているのが「たこ社長」そっくりのヘアスタイルの大柄な板長。
この方、すっごく怖い。
もちろん私たち客になにか言っているわけではないのだけど、板前たちやお運びのお姉さんたちに絶えず怒鳴っている。
「そんなんじゃ、だめじゃねーか!」
「遅いってんだよ」
「何やってんだ、ばかやろう」
「だからネギじゃねえんだよ~」
たこ社長の立ち位置に最も近いところにいた客がたまたま私だったため、何か口に運ぼうと思っても、たこ社長が目の前でどなったりするので、落ち着いて食べていられない。
まあ値段的にも全く落ち着かない店だったので、早々に立ち去ったのだけど、あんなに怒っている人がカウンターの中にいる店は初めてだったから、ちょっと驚いた。
でも、私たちへのオーダーが入っていないことや、料理が出ていないこともたこ社長が目ざとく見つけてくれていたし、常連のおやじどもも、「ああ、おやっさんまた怒っちゃってるよ」みたいな雰囲気だので、本当はきっといい人なんだろう・・・・・・ちょっと口は悪いけど、的な。
たこ社長のパフォーマンス(ある意味)に慣れればいい店なのかも。
しかし一見には厳しいよ! 食った気しないから。
結局、金銭的な問題で、つまみみたいなものしか口に入れられなかった私たちは、駅近くの懐にやさしい居酒屋で飲みなおしたのだった。
by yatzi | 2008-03-03 16:51 | 日本